発見の毎日!見方を変えたりしながら生きていく

見方を変えると新しい発見もあるんですよね。

梅の花で季節を先取り

春がまだ待ち遠しいと感じる季節に、咲き始めるのが梅です。まだ寒い時期から咲き始めるのすが、つぼみがほころぶと春がもうすぐやってくる気がして少しほっとしますね。

 

古代から日本にありましたが、日本には白しかありませんでした。平安時代ごろに大陸から紅い花が入ってきたので、当時の貴族たちは競って手に入れて愛でていました。現在500種類ほどの品種があるといわれており、花を中心に楽しむもののほかに、実を収穫するものも数多く見受けられます。


梅はバラ科の落葉樹で、花は葉がまだついていない時期に先に咲きますので、木全体に咲いた様子はとても優美です。また、香りを楽しむことができるので、香りのない桜とどちらが優れているのか優劣を歌にする、という遊びも盛んにおこなわれました。学問の神様である菅原道真公は紅梅を愛でていたので、天神さんのお守りには梅の文様が使われています。


鉢植えや切り花で楽しめば、一歩先の季節感を楽しむことができます。寒い方が花も長持ちしますので、満開のものよりも少し早いものを選びましょう。季節になると梅林が各地で解放され、たくさんの種類を楽しむことができます。桜よりも比較的長く楽しめますので、少し早い春を満喫してみるのもいいかもしれません。

f:id:hakken-days:20170212120216j:plain