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初節句の起源と兜の意味

節句は、男の子ならば誕生後初めての5月5日の端午の節句に行われ、女の子ならば誕生後初めて3月3日の上巳の節句に行われる慣習です。誕生後21日以内に節句が来る場合には翌年に行うのが通例となっています。

 

節句は、現在では雛人形や武者鎧などを飾って子供の健やかなる成長と厄除けを願って行われていますが、端午の節句や上巳の節句に男女の性別の区別無く行われていた時代もあります。

 

端午の節句は、武士政権が樹立されるまでは日本土着の5月忌みや忌みごもりなどと結びついた事で女性の節句の意味合いが強く、次第に邪気や魔物を祓う為に用いられていた菖蒲と武士の勝負で語呂合わせが行われる様になった鎌倉時代以降から徐々に男の子の節句へと変わっていきます。

 

端午の節句は、武士の文化と結びついた事で武士を象徴する刀や兜を玄関先や門扉に飾り付けるようになり、江戸時代には武士にあやかりたい意味合いもあり次第に一般庶民の端午の節句にも兜や刀を持つ武者鎧が飾られる様になっています。

 

現在では、家に侵入しようとする邪気や魔物を追い払う意味意外にも武士の様に強くたくましくなって欲しいとする意味合いも含まれ、初節句には刀や兜が飾られています。

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